GNU Affero General Public License.md
AGPL (GNU Affero General Public License) とは、ソフトウェアライセンスである。
概要
AGPLはフリーソフトウェアライセンスおよびオープンソースライセンスの一種で、概要は以下の通り。
- ウェブアプリケーションを開設したならば、そのウェブアプリケーションの利用者に、ソースコードを開示しなくてはならない。
- AGPLが適用されたソフトウェアを組み込んだ別のソフトウェアにも、AGPLが適用される。
マストドンとの関係
マストドンや GNU Social は AGPL でライセンスされているため、これを改変したときは公開して AGPL でライセンスしなければならない。
また、関連するウェブアプリケーションでも AGPL を採用するものが多い。
マストドンに関連するソフトウェアおよびウェブアプリケーションのうち、AGPLが適用されているものは、カテゴリ:GNU Affero General Public License を参照。
マストドンに関係するAGPL違反事例
AGPL違反であるかどうか議論のあった事例も含む。
- 3.nu がインスタンスを開設し、独自機能を導入したとき、ソースコードを公開しなかったため、AGPL違犯の状態になった。その後、すぐにソースコードが公開され、AGPL違犯は解消された。しかし、3.nuのインスタンス管理者が、AGPL違犯を指摘したユーザーを揶揄するトゥートを投稿し、反感を買った。
- mstdn.guru - 当該項目を参照。
- Hiveway - 当該項目を参照。
- Librem Social - 当該項目を参照。
- 2021年10月20日[1]にドナルド・トランプがTRUTH social[2]というSNSを発表すると、翌21日には、そのテストサイトがAGPLに違反している[3]ことが判明した。テストサイトはすぐに削除された。記事執筆時点では、TRUTH socialのウェブサイトではメールアドレスを登録することのみが可能となっている。2022年1月時点でソースコードが公開されている[4]が、トップページからリンクされていない。TRUTH socialの一般利用開始は2022年2月11日[5]を予定している。
- 2021年9月29日[6]に保守SNS「SAKURA」β版がリリースされると、それがマストドンのフォークであり、AGPLに違反している[7][8][9]ことが明らかになった。
関連項目
外部リンク
脚注
- ↑ トランプ前大統領、新SNS「TRUTH Social」立ち上げを発表 iPhoneアプリ予約受付中 - ITmedia NEWS
- ↑ https://www.truthsocial.com/
- ↑ Trump’s Social Media Platform and the Affero General Public License (of Mastodon) - Conservancy Blog - Software Freedom Conservancy
- ↑ https://truthsocial.com/open-source/
- ↑ トランプ氏の独自SNS、2月21日に一般利用開始へ
- ↑ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000036904.html
- ↑ 東大発ベンチャーが届ける国産SNS「SAKURA」β版がついにリリース!
- ↑ 保守SNSの欺瞞を暴く
- ↑ #保守SNS がMastodonのライセンス違反でソースコードを公開せず